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血圧の話

尾前 照雄
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血圧の話の詳細
  • おすすめ度:まだ評価されていません。
  • 出版社:岩波書店
血圧の話のカスタマーレビュー

「健康診断で高血圧気味、といわれた人は是非一読を!」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2005-05-11

著者は、九州大学医学部付属病院長、国立循環器病センター総長を歴任した、権威中の権威。しかしながら、本書は素人向けに非常にわかりやすく書かれている。

・血圧とはどんなもので、どうやって測るのか、それに何の意味があるのか。
・高血圧とはどういう状態をいうのか、なぜおきるのか。
・高血圧がもとで、どんな病気が引き起こされるのか。
・どのように治療するのか

といった内容で、高血圧についてひと通りのことは理解できるようになっている。既に高血圧の治療を受けている人にはそれどころではないかもしれないが、人間ドックや健康診断で血圧が高めと言われて少し心配な人にはうってつけの本と言える。

その道の権威が書いた入門書というのは、実は大変わかりやすく、内容も簡潔にして充実しており、知識を仕入れるには大変お得であることが多い。いちばん興味深かったのは、

「なぜ高血圧になるかは、じつはよくわかっていない」p46

という一文である。これこそ、権威中の権威でなければ書けない文章だろう。養老孟司氏の著作を読んでいても、よくわからない、というフレーズが随所にでてくるが、この「わからない」がわかっている人の文章には達観があって、読んでいて納得感が深い。

ともあれ、健康診断で高血圧気味、といわれた人には是非一読をお勧めしたい。その価値のある本である。

「わかり易い記述」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2003-05-04

血圧を気にされている方は多いと思いますが,この本は血圧に関わる病態を比較的容易に説明しており,これを読めば高血圧の薬などお医者さんが話す内容が理解できるようになると思います.医学生の私も参考になりました.

「この本を読んで白昼悪夢を見た」 おすすめ度:レビュアーのおすすめ度 投稿日:2001-11-02

病院や保健所に置かれている高血圧に関するパンフレットを斜め読みした経験から、この本をはじめて手にしたとき、ありきたりの内容だったら途中で投げ出してしまうかもしれないと思ってしまった。

この本を手にしてはっとさせられたのは、とても丁寧な説明だ。模式図が効果的に配置されており、高血圧になると血管はどうなるのか、血栓の仕組みが視覚的にとてもわかりやすく頭に入っていく。…ふいに僕はおなかの肉を掴み、高血圧が引き起こす病、たとえば脳血栓か糖尿病で倒れてしまったときの恐怖を頭に浮かべおののいてしまった。こりゃやばい!、今日から生活改善を心がけようと決意する(高血圧の最大の原因はやはり肥満なのだということを思い知らされたのであった)。
ちょっとブラックかもしれないが、生命保険の本とあわせて読むと効率的。