「介護や臨床の解説はほとんどなし」 おすすめ度:
投稿日:2005-09-24
同じ著者の「ボケの原因をさぐる」を読んだ後に、この本を読んだ。
前著同様、脳や神経の面からアルツハイマーを分析し、アルミニウムなどの化学物質が脳にどういう影響を与えるかを述べている点に特色がある。
前著に比べれば、アルツハイマー病に関する説明が丁寧になり、やや読みやすくなっているが、著者自身が、あとがきで「研究者の地が出てしまったところが多く申し訳なく思っている」と書いているように、正確さを重視する余りに説明がまわりくどくなっている。症例や介護の解説がほとんどないのも前著同様。
私は興味深く読んだが、介護のために切実な思いで読む人にとっては、臨床や介護の説明がなさすぎて、いらだちすら感じるのではと思う。